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F.A.Q(Frequently.Asked.Questions)
04号|プリンタ編
 

データ圧縮・解凍、エンコード編


Q1.データの圧縮・解凍ってどういうことですか?
A1.  データの圧縮・解凍とは、特殊な圧縮方法により、デジタルデータのデータ量を小さくしたり、元に戻したりすることです。圧縮形式にもいろいろあり、それぞれ圧縮の仕方は違いますが、考え方としては”aaaabbcccdddddgggaaa”という20個のデータがあったとすると”a4b2c3d5g3a3”というように、同じデータが続く数を数字で表現するといったものです。圧縮後のデータ量は、圧縮するデータによって大きく異なりますが、単調なイラスト画像データが最大で半分くらいに、プログラミングデータが最大で2/3くらいにまで圧縮できることがあります。(圧縮形式によっても異なります)
 解凍とは、圧縮されたデータを圧縮した形式を逆に利用し、元の長さに戻すことです。

Q2.データ圧縮はどのような時に利用するのですか?
A2.  データ圧縮は、データのバックアップ(保存)や大きなデータを電子メールに添付するとき等に使用します。複数のファイルも1つの圧縮ファイルにまとめて添付することもできます。また、ハードディスクの普段使わないファイルを圧縮すれば、ハードディスクの空き容量を増やすこともできます。
 2MB(メガバイト)程のデータをフロッピーディスク(1.4MB)に保存したり、100KB(キロバイト)以上あるデータを電子メールに添付したりする場合です。
電子メールに大きなデータを添付した場合は、メールの送受信に長い時間がかかってしまうため、少しでも送受信の時間を短くなるようにと添付データの圧縮を行います。
● メガバイト(MB):フロッピー1枚が、約1.4MBというデータ記録容量です。
● キロバイト(KB):メガバイトの約1/1000(1MB = 1024KB)が、キロバイトです。
Tips:電子メールにファイルを添付して送信する場合は、データのエンコード形式にも注意!!
 電子メールにファイルを添付した場合は、添付ファイルがエンコード(符号化)されて送信(送る)されます。
 この場合に気を付ける点は、
1)添付データを圧縮して送る場合の圧縮形式(相手が解凍できるか)
2)添付ファイルのエンコード形式(相手が受信できるか)
という2点です。
 添付ファイルのエンコード形式としては、BASE64(AppleDouble),BinHexやUuencodeなどがありますが、相手がウインドウズを使用している場合は、BASE64またはUuencode形式で添付した方が無難でしょう。
相手がマッキントシュを使用している場合は、BinHex形式が無難でしょう。
実際に送る前に、相手に確認したほうが確実ではありますが...。

Q3.圧縮形式には、どのようなものがありますか?
A3.  標準的に使用されている圧縮形式としては、ウインドウズではZIP(ジップ。拡張子は".zip")形式とLHA(エル・エイチ・エー。拡張子は".lzh")形式が、マッキントッシュではStuffIt(スタッフイット。拡張子は".sit")形式と自己解凍(拡張子は".sea")形式が使われています。 圧縮データを解凍(使えるように)するには、圧縮形式に対応した専用の解凍ソフトウェアが必要となりますが、専用の解凍ソフトウェアを使わずとも解凍できる自己解凍型の圧縮ファイルといったものもあります。圧縮ファイルをダブルクリックすると解凍します。 ZIP形式等の自己解凍型圧縮ファイルや、マッキントッシュで使われている自己解凍形式の圧縮ファイルです。
 自己解凍型の圧縮ファイルは、解凍ツールも含んだ形で圧縮しますので、圧縮率は低くなります。しかし、データ量はあまり小さくなりません。 また作成した環境以外では解凍できません。 ウインドウズで作成した場合はウインドウズでしか、マッキントッシュで作成した場合はマッキントッシュでしか解凍できません。

Q4.実際にデータを圧縮・解凍するにはどうしたらいいのですか?
A4.  データを圧縮・解凍するには、専用の圧縮解凍ソフトウェアを使用します。
 代表的な圧縮・解凍ツールとしては、ウインドウズではWinZip(ウインジップ)やLhasa(ラサ)が、マッキントッシュではStuffIt(スタッフイット)やCompactPro(コンパクトプロ。拡張子は".cpt")が有名です。

ウインドウズ版ソフトウェア

 WinZipは、Zip形式の圧縮・解凍とLZH形式の解凍等が行えますが、シェアウェア(有料 低価格)となっています。
 Lhasaは、LZHの圧縮・解凍、Zip形式の解凍も可能であり、しかもフリーウェア(無料)です。
 ソフトウェアメーカーが出しているフリーウェアとして、エーアイソフトが提供しているDiskXZip(ディスクエックス・ジップ)というZip形式とLZH形式の圧縮・解凍が行えるものもあります。(http://www.aisoft.co.jp/)
 ウインドウズ上で、マッキントッシュで標準的に使用されているStuffIt形式を解凍することができるAladdin Expander(アラジン エキスパンダー フリーウェア)というソフトウェアもあります。

マッキントシュ版ソフトウェア

 StuffIt Expander(StuffItの解凍版)とCompactProは、ほとんどの圧縮形式を解凍することができます。
ちなみにStuffIt Expanderはフリーウェアで、CompactProはシェアウェアとなっています。
 上記2つのソフトウェア以外にもMacLHA(マック・エル・エイチ・エー。フリーウェア)が有名で、LZH形式の圧縮・解凍が行えるため、ウインドウズとデータをやりとりするときに役立ちます。
 マッキントッシュでZip形式を圧縮・解凍するには、StuffIt ExpanderとDropStuff(ドロップスタッフ 圧縮ツール)を組み合わせても可能です。
 製品として売られているStuffIt Deluxe(StuffIt デラックス)は、圧縮・解凍がほとんどの形式で行える優れものです。
 これらの圧縮・解凍ソフトウェアの多くが、フリーウェアやシェアウェアであるため、インターネットや各種雑誌のおまけCD-ROMから入手することができます。
ウインドウズ関連の有名サイト(ホームページ)としては、「窓の杜(マドノモリ)」があります。(http://www.forest.impress.co.jp/)
マッキントッシュ関連の有名サイト(ホームページ)としては、「Vector(ベクター)」があります。(http://www.vector.co.jp/)
Vectorにはウインドウズ関連のソフトウェアも公開されています。

 

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