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F.A.Q(Frequently.Asked.Questions)
03号|スキャナ編インターネット設定編

 

パソコンインターフェース編


Q1.SCSIって何ですか?
A1.SCSI(Small Computer System Interface:「スカジー」と読む)とは、パソコンと周辺装置を 接続するための標準的な規格です。
 主な接続装置には、ハードディスクやMO(光磁気:「エム・オー」と呼ぶ)ドライブ等といった高速にデータ転送を行う装置があります。

 
SCSIには、データ転送速度の違いによって、様々な規格があります。
 SCSI
データ転送速度:最高5MB/s。
1996年頃まで主に使われていた規格。
現在では、スキャナなどの低速データ転送装置に使用されている。
 
 SCSI-2
データ転送速度:最高10MB/s。
1997年頃まで主に使われていた規格。
現在では、MOドライブやCD-Rドライブといった中速データ転送装置に使用されている。
 
 Ultra SCSI(-3)、Wide SCSI
データ転送速度:最高20MB/s。
1998年(現在)もUltra SCSIは主に使われている規格。
現在では、ハードディスクや高速なCD-ROMドライブに使用されている。
 
 Ultra2 SCSI、Ultra Wide SCSI
データ転送速度:最高40MB/s
1999年には、主流となりうる規格。
高速なハードディスクなどに使用されている。
パソコンで映像の編集をきれいに、しかも快適に行いたい場合は、このクラスの高性能なハードディスクが必要である。
 
 Ultra2 Wide SCSI、RAIDシステム
データ転送速度:80MB/s以上
現在最高速の規格。
RAID(「レイド」と読む)システムは、複数台のハードディスクを同時に動かしながらデータを分散記録することにより、 高速なデータ転送を可能とするシステム。
このクラスのハードディスクを使うと、テレビ番組の制作も快適に行えるようになる。
 

 SCSI対応の装置をパソコンに接続する場合は、数珠(じゅず)のように一列に順番につなぎます。
 (このつなぎ方を「デージーチェーン」といいます)


接続の注意点1)
SCSIの規格と装置によって、コネクタ(接続部分)の形状が異なるため、装置同士を接続するSCSIケーブルの形状に注意しましょう。


接続の注意点2)
SCSI装置のつなげられる数と、ケーブルと装置の全長にも制限がありますので注意しましょう。
環境(パソコンやSCSIの規格)によって異なりますが、目安は6装置以下、全長は2m50cm(各装置は約15cmで計算)以下となっています。
ケーブルはできるかぎり短いものを使用しましょう。


接続の注意点3)
SCSI装置にはそれぞれ SCSI ID という番号を割り当てる必要があります。
その番号が重複した場合は、パソコンが起動しませんので注意してください。


ポイント)
SCSIにはデータ転送速度によって様々な規格があることは説明しましたが、 その転送速度の違う装置を一列に接続した場合の転送速度は、一番遅い装置の速度となって しまいますので、データ転送が同じ装置を一列につないだ方が、装置の性能を最大限利用できます。
(例えば:高速なハードディスクとスキャナをパソコンに接続する場合は、Ultra SCSIとSCSI-2の拡張ボードを パソコンに増設します。)




Q2.USBって何ですか?
A2.USB(Universal Serial Bus:「ユー・エス・ビー」と読む)とは、パソコンと周辺装置を 統一された規格で接続するために考え出された新しい規格です。
 USBには、データ転送が低速な装置(キーボード、マウス、スピーカ、モデム、プリンタ等)を 接続することができます。
 1台のパソコンにたくさんのUSB対応装置を接続したい場合は、USBハブを使用します。
 USBには、理論値として最大127台までの装置を接続して使用することができますが、 パソコンの動作を安定させるためにも、接続台数はできるだけ少なくしましょう。
 また接続の簡単さから、USBを使用したネットワークも考え出されています。




Q3.ディスプレイの表示を「きれいに」しかも「速く」ようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
A3.改善の決め手は、ビデオカードにあります。

 表示をきれいに(多くの色で)表示するには、VRAM(「ブイ・ラム」と読む。画像表示用メモリ)の 多いビデオカードが必要となります。最近ではVRAMを4MB搭載したビデオカードでも、2万円程度で売られています。
4MBのVRAMで、横1024、縦768の画面表示サイズまで、フルカラー(True Color、約1670万色)表示させることができます。
横1024、縦768よりも大きなサイズでフルカラー表示させたい場合は、VRAMが4MBより多く搭載されたビデオカードに 買い換えるしかありません。現在では、8MB,12MB,16MB,32MBといったVRAMを搭載したものでも、 5万円以下で売られているものもあります。
表示機能として、ノンインタレース表示が行えるものの方が、ちらつきが無く、きれいに見えます。

 速く表示できるようにするには、アクセラレータ(処理装置)の搭載されたビデオカードが必要となります。
アクセラレータは大きく分けて、画像データを高速表示させる2Dアクセラレータ、 立体データを高速表示させる3Dアクセラレータ、パソコンで快適にゲームを楽しむためのゲーム用アクセラレータの 3種類があります。
高速表示のもう一つの方法として、メモリバッファ表示機能のあるビデオカードを使用する方法があります。
これは、VRAMを2画面もしくは3画面分搭載しているカードで、表示している画面の他に、次の画面を事前に準備しておく という機能を利用する方法です。


 
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