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今回Cool!Web学園で紹介するのは、富山県立高岡養護学校です。
◆富山県立高岡養護学校とは・・・教育目標は、社会的自立を目指し、健康な心身の育成と社会生活に適応できる生活能力の育成を図ることです。「全員参加のPTA」「共に学ぶPTA」をスローガンに保護者の皆さんと協力しながら、学校全体が一体となって、「あかるく元気な子」「なかよく助け合う子」「力いっぱいがんばる子」を育てています。富山県立高岡養護学校の概要 http://www.ed.pref.toyama.jp/sc373/s-index.html ●ホームページの特徴、制作意図、制作形態をお聞かせください。知的に障害のある子供たちの通う学校があり、その活動内容を社会のいろいろな人たちに知ってもらう(将来的には、理解してもらう)ことを目的として学校行事や生徒会活動、児童生徒の作品をホームページで公開しています。特徴は、情報量の多いこと・わかりやすいこと・手作りならではの温かさが感じられることです。 学校紹介のみならず、「バーチャル高養」のページでは本校のある高岡市や校舎内の設備について、「自作教材・教具」のページでは教師の手作りの学習教材について、写真入りで詳しく紹介しています。 また、「養護・訓練」「現場実習」などの専門用語を写真を交えて、一般の人でもわかるように説明しています。小さな子供からお年寄りまで楽しめるようにできるだけ写真を多く、字も大きめにしています。 そして児童生徒の声にならない声を社会のいろいろな人たちに伝えるために、生徒会行事や学校行事などはできるだけ子供たちの言葉で表現しています。 ホームページは「コンピュータ企画運営委員会」で内容の方向づけを図り、主に、研修部の視聴覚係が実際のメンテナンスを行っています。「高養ニュース」は学校の行事や出来事を地域や保護者にいち早く連絡するため、できるだけ簡略な内容で2週間に1回更新しています。 ●インターネットを授業で活用されてるんでしょうか?修学旅行や校外学習の事前学習などに利用しています。●ホームページを公開した際、反響やエピソードなんかありませんでしたか?本当に本校のホームページを見てくださる人がいるのだろうか?といった不安がありましたが、全国の教育関係者から電子メールが届きます。内容も「楽しくホームページを見ました」といったものから、「高等部のカリキュラムや現場実習について教えてください」といったものまで多岐にわたっており、できる範囲で返答しています。また、平成9年度には、富山県総合情報センター主催の「わこうどホームページコンテスト」に応募したところ、全国108校の中から優秀賞に選ばれました。 ●ホームページ制作の失敗談や苦労話はありますか。インターネット経験者がいない状態でホームページを作りはじめたため、マニュアル片手にゼロからのスタートでした。画像がうまく表示されなかったり、正しくリンクしていなかったりと悪戦苦闘の毎日でした。「養護学校」を理解してもらうためには、言葉よりも写真で説明した方がよいと考え、行事があるごとに活動の様子が理解しやすいような写真を集め、スキャナで取り込み、掲載することの繰り返しでした。ただ、児童生徒の肖像権やプライバシーの保護の立場から、顔のアップは避け、遠景もしくは横顔を撮った写真を加工して掲載するという地道な作業が常にありました。平成9年度から、保護者の同意が得られた児童生徒のみ、名前はイニシャル、写真は遠景もしくは横顔というガイドラインに沿ってホームページの内容充実に努め、今日に至っています。 ●制作する際の使用ソフトウェア・ハードウェア
●富山県立高岡養護学校について
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