今回ご紹介するのは、高岡でサラリーマンの傍らユニット「子龍」として在宅で仕事をされている 山口道明さんです。純粋なSOHOとは違いますが、インターネットを使って音楽活動を展開している山口さんの働き方にはおおいに参考になる点があるのではないでしょうか?ファーストアルバムの発売やアルバム「image2」に参加など精力的に活動されている山口さんにメールで取材しました。
Q「子龍」について教えてください。また山口さんの担当は何ですか。
子龍は、東京に住む金子譲と、富山に住む山口道明2人のユニットです。 私は作曲、編曲を担当しています。
Q山口さんの経歴について教えてください。
作曲は13歳ぐらいから始めましたが、現在に至るまで完全に独学で やっています。 22歳の時にパソコンとMIDI音源を買ったのとほぼ同時にパソコン通信を始め、作った作品をネットで発表するようになりました。
そして6年前、私がネットで発表していた作品が、現在の相方である金子の耳にとまり、子龍を結成しました。
現在は、主にテレビ、CMなどの映像方面の音楽を手がけています。
Q今まで手がけた作品を教えてください。
主な作品は
テレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」テーマ曲
テレビ朝日「ネイチァリング・スペシャル」テーマ曲
NHK「名作の食卓」テーマ曲
TOMY「見つけてピカチュウしっぽでバンバン」CM曲
アイメトリクス「アイメトリクス古田計測編」CM曲
ビデオシリーズ「大谷映芳の世界の秘境を行く」テーマ曲
今年に入って、ソニーミュージック「image2」に「ユニバース」で参加、また5月には ファーストアルバム「宇宙船地球号」をリリースしました。
Q地方にいながら全国番組にデビューされましたが、チャンスをつかんだきっかけを教えてください。
相方の金子の本職はテレビの音響効果なのですが、その彼と出会ったことがきっかけだったと言えます。私たち子龍は初めからテレビとは極めて近い距離にいました。
Q東京に住む相方の金子さんとはどのように曲作りをすすめていますか?
私が作曲、編曲したものをパソコンで演奏データ(MIDIデータ)の形に して、相方の金子に送ります。相方はそれを元に、さらにアレンジし手を加えながら、レコーディングを行い、一つの作品を完成させています。
Q金子さんと離れていること・地方に住んでいること等をハンディに思ったことはありませんか?
ハンディを感じたことはありません。住み慣れた土地で、自分のペースで創作活動を行えるのは私にとっても、そして子龍にとってもむしろ有利なことであると感じています。
Q今後子龍として、山口さんとしてどういう活動をしていきたいですか?
基本的には今まで通りです。ただ、CDという新たな発表の場を得た ので、今後はテレビなどの映像方面の音楽制作に加え、アルバム制作も子龍の大切な仕事の場所になりそうです。間もなくセカンドアルバムの制作に入ります。
Qインターネットを使って仕事を始める方達へ、アドバイスなどがありましたら教えてください。
今のところ子龍にとってインターネットは作品を作る際の共同作業の連絡手段に過ぎませんので、これと言ったアドバイスは出来ないのですが、私は趣味で作った音楽をネット上で発表していた事がきっかけで、金子と出会い、現在の仕事をするようになりました。
この私の経緯自体が何かの参考になれば幸いです。もしかすると、インターネッ ト上であなたの才能を探している人がいるかもしれません。
Q.現在使用しているパソコンなどの種類をお聞かせ下さい。
パソコン |
NEC PC-9801BX |
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SOTEC G380DW |
シンセ、サンプラー |
Roland SC-8850 |
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Roland JV-2080 |
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Roland XP-50 |
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YAMAHA TG500 |
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YAMAHA VL70-m |
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ensoniq ASR-10R etc. |
MTR |
Roland VS-880 |
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子龍のホームページ |
http://shiryu-music.com/
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