●回答者のプロフィール

• 回答総数は約２倍になった。

  	'97	'98
  回答総数	１，６０４	３，３１６
  有効回答総数	１，４８５	３，０２０

  全国のインターネットユーザ数は、平成７年末で約１５０万人、平成８年末５７０万人、平成９年末１０１０万人と前年比１．７７倍で増加していると言われる。本調査においても前年比２．０３倍と有効回答数がのびている。

• 女性の増加

  女性の利用者は’９７では２０．９％、’９８では３６．１％と女性の間でもインターネットの利用は急速に広がってきている。

• ２０代の利用割合が増加している

  全体との割合では、昨年と比べると、２０代の若い世代にインターネットが浸透してきている。

• 学生、主婦の利用割合が増加している

  学生の割合は’９７では１７．２％、’９８では２２．７％、また主婦の割合は、’９７では４．４％、’９８では８．２％で利用割合が増加している。

• 職種別の割合で増加しているのは、一般職（事務系）３．２％増、その他１０．３％増である。

●インターネット環境

• 職場または学校での利用の割合は、４．７％減少している。

• 家庭での利用の割合が若干増加している。

  主婦層の利用割合が増加しているため、家庭での利用は１．７％増加している。

• 職場または学校での接続方法は、ダイヤルアップ接続が常時接続のOCNなどに移行してきている。家庭での接続方法は、CATV接続が０．８％増。ダイアルアップ接続（ISDN）が２．４％減。
• 通信速度は、中心速度が２８．８ｋｂｐｓ〜から３３．６ｋｂｐｓ〜に移っている

●インターネット利用状況

• １週間あたりの利用日数は、ほとんど変化なし
• １週間あたりの利用時間は、若干減少仕事、学術研究、学業関係　　・逆に　その他での利用は増加）
• 通話通信料は、若干安くなってきている
• 利用するアプリケーションでは、電子メールの利用が０．５％増加、WWW（ホームページ）が２．０％減少
  
• ホームページを開設している人の割合が４．３％減少
• 地域別（県内、県外）のアクセスは、ほぼ変化なし、海外へのアクセスは減少

●電子メールの利用状況

• 電子メールアドレス数は、１つだけ持っている人の割合が８．７％増加
• 電子メールの受信数は、やや減少仕事、学術研究、学業関係　　・逆に　その他の受信数はやや増加
• 電子メールの発信数は、やや減少仕事、学術研究、学業関係　　・逆に　その他の発信数はやや増加
• 地域別（県内、県外、海外）の電子メール利用頻度はやや増加（県内０．８％、県外３．２％、海外１．１％増加）

●インターネットの利用効果など

• インターネットの利用効果で前年を上回ったのは、「より早く情報を入手出来るようになった」、「インターネットでなければ得られない情報が入手できるようになった」、「時間と距離を克服できる」で、その他は減少している
• インターネットの不安・不満で前年を上回ったのは、「回線がつながらない」、「接続料などが高い」、「情報に信頼性がない」、「専門用語が多くわかりにくい」、「不要なダイレクトメールが多い」、「セキュリティが保証されない」、「有害な情報も入ってくる」などである
• 県や市町村からのお知らせなどの情報源では、インターネットホームページはやや増加

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