1-3-7. 電子メール
 電子メールを利用している人の大半は、1日あたり10通以下の受信数である。
 一方で50通を超えるユーザも一割近くに達する。
 10通を超える利用者は、LAN接続の人が他に比べて高い。
 利用年数が長くなるほど電子メールの受信件数が多くなる傾向にある。
 全国に比べ、富山県の電子メール利用者は県外・海外への受発信が少ない。

【説明】
 ここでは、受信件数、地域、相手先、用途について分析した。

1 大半は1日あたり10通以下である。

 全国の1日あたりの受信件数は、受け取ったことがない4%、10通以下66%、10〜50通22%、それ以上が9%となっている。
 富山県では、受け取ったことがない6%、10通以下69%、10〜50通17%、それ以上が7%となっている。
 全国、富山県ともに大半が10通以下である。
 全国と富山県の比較では、受け取ったことがないと10通以下とを合わせてみた場合、全国が69%であるのに対し、富山県は75%と高い。


2 LAN接続の人が他にくらべて高い

 10通以上の利用者を対象に接続環境別に比較した場合、LAN接続43%、会社・学内ダイアルアップ接続28%、個人ダイヤルアップ接続19%である。


3 利用年数が長くなるほど電子メールの受信件数が多くなる傾向にある。

 10通以上の利用者を対象に利用経歴別に比較した場合、3ヶ月以内7%、3〜6ヶ月14%、6ヶ月〜1年23%、1〜2年36%、2〜3年45%、3年超72%である。最もよく利用するアプリケーションが利用歴によってWWWから電子メールへとシフトしていくことを裏付けている。


4 全国と比べて、富山県の電子メール利用者は県外・海外への受発信が少ない。

 今回は、電子メールが県内、どこの地域へ多く送信されているか、どんな相手に多く送信されているか、またその用途は何かを調査した。
(1) 全国と比べて、県外との受発信は10%程度、海外との受発信は8%程度富山県のユーザの 方が低い。

(2) 富山県のユーザは、社内・学内での利用では12%程度、知人・友人とのコミュニケーションでは5%程度、全国と比べると低い。

(3) 富山県のユーザは、用途欄への回答が全国と比べて、ほとんどの項目でやや少なくなっており、アプリケーションの使いこなしがまだ不十分であるのではないかと推測される。



back.gif前ページへ  next.gif次ページへ  index.gif目次へ



home.gif富山県総合情報センターホームへ