1-3-6. ホームページ開設状況、アクセス先
 全国では5人に1人、富山県では4人に1人がホームページを開設している。
 ホームページ開設の割合が高いのは、20歳代以下、男性である。
 利用歴が長くなるほど、ホームページを開設する割合が高い。
 教員、自営業にホームページを開設している人が多い。
 ホームページのアクセス先については、全国と富山県では、県内、県外、海外といったアクセス地域に差はない。しかし、性別、年齢、職業でアクセス先に大きな違いが生じる。

【説明】
 ここでは、どのような人がホームページを開設しているかを調べた。また、ユーザがどのようなニーズを持って、どこのホームページにアクセスしているかも分析した。

1 全国では5人に1人、富山県では4人に1人がホームページを開設している。

(1) 男女別では、男性の23%、女性の15%がホームページを開設している。
年齢別では、20歳代26%と最も多く、50歳代では9%と非常に少ない。

(2) 職業別での開設の割合は、教員38%、学生31%、コンピュータ製造業22%、情報・通信サービス業21%の順で高い。
職業では教員の割合が高く、職種では自営業の人の割合が高い。 これは、教員が発信したい情報を多く持っているためではないかとも考えられる。また、自営業については、事業のPRに役立てようとしていることなどが考えられる。

(3) 利用経歴が長くなるほどホームページを開設している割合が高い。利用歴では、1年以下全体で12%、1〜2年27%、2〜3年33%、3年超43%が開設している。


2 アクセス先には全国と富山県であまり差はないが、男女、年齢、望む情報によって大きな差がある。

(1) 全国で見ると、よくアクセスする先は、県内35%、県外66%、海外26%となっている。富山県では、県内37%、県外67%、海外27%となっており、全国とほぼ同様である。

(2) 性別で見ると、男性は県内34%、県外67%、海外29%となっている。女性では、県内40%、県外63%、海外15%となっており、男女ではっきり差がある。趣味など関心の対象が違うためではなかろうか。

(3) 年齢別で見ると顕著な違いが分かる。年齢が若いほど県外へアクセスし情報を得ている。また、年齢が上がるに従って海外へアクセスする度合いが増える。
職業、職種との関連では、情報・通信サービス関連の人が県外、海外とも積極的にアクセスしている。また、自営業の人も県外・海外へ積極的にアクセスしている。

(4) また、どのような用途を持った人が、どの地域にアクセスしているかということも分析してみた。それによると、有料のニュースをよく利用する、ショッピングをよく利用するという人は、県内ホームページへのアクセスは他とそんなに変わらないが、県外・海外のホームページへはよくアクセスしている。遠方にある情報や商品を電子上で手に入れることが可能なインターネットの特徴をよく表している結果である。



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