1-3. インターネットの利用状況

1-3-1. 利用時間と利用日数
 インターネット利用者の3分の2以上が日常的に利用している。また、1週あたりの利用時間は3分の2が10時間以下である。
 富山県ではダイヤルアップ接続の割合が全国に比べて高いため、利用時間、利用日数ともいくらか短くなる傾向にある。

【説明】
 ここでは、インターネットの利用時間と利用日数を調べた。

1 インターネット利用者の3分の2以上が日常的に利用している。

(1) 週5日以上利用する人はインターネットを日常的に利用しているとして、その割合を全国と富山県で比較すると、全国75%、富山県70%となっている。さらに、個人ダイヤルアップの利用者と、会社・学内の通信環境のみの利用者(会社・学内ダイヤルアップまたはLAN接続の利用者)を比較すると、全国では個人環境のみで5日以上利用69%、会社・学内LAN環境で5日以上利用78%である。一方、個人でも会社でも利用している場合は84%となる。


(2) 性別で利用日数を比較すると、5日以上利用している人は、全国では、男性が76%、女性が71%である。一方富山県では、男性が71%、女性が62%となっている。富山の女性の利用日数が、全国に比べるとやや少ないことがわかる。


2 インターネット利用者の3分の2は1週あたりの利用時間が10時間以下である。

(1) 1週あたり10時間以下の利用者を軽い利用者として、その割合を全国と富山県で比較すると、全国では67%、富山県では75%となっている。さらに、個人ダイヤルアップのみの利用者と会社・学内の通信環境のみの利用者を比較すると、全国では個人環境で10時間以下の利用は70%、会社・学内環境で70%である。一方、個人でも会社でも利用している人の場合は56%となる。つまり、10時間超の利用をしている人が30%から43%まで増加している。
(2) 性別で利用時間を比較すると、10時間以下の利用は、全国では男女ともに67%程度であるが、富山では男性73%、女性84%となっている。富山の女性の利用時間は短い傾向にあるようだ。


3 個人のダイヤルアップ接続での利用歴が長くても、1週あたりの利用時間は変わらない。

 個人ダイヤルアップのみの利用者について、利用歴別に利用時間を比較すると、各利用歴で1週間に10時間以上利用している人の割合は、利用歴が長くなるにつれて次第に多くなっているが、3年以内の場合は経験年数が増えても約7割の人が10時間以下の利用のままである。
 多数を占めるダイヤルアップ接続者が通信料金の都合から使用を制約されているのではないだろうか。


back.gif前ページへ  next.gif次ページへ  index.gif目次へ



home.gif富山県総合情報センターホームへ