1-2. インターネット環境

1-2-1. インターネット接続環境
 全国、富山県とも個人でのダイヤルアップ接続が全体の6割を超える。全国に比べ富山県では、LAN接続をしている人の割合はかなり小さい。LAN環境にある人はそうでない人と比べてWWWの閲覧が少なく、電子メールの使用頻度が高い。
 インターネットの利点を活かすためには、接続環境の整備も必要であると考えられる。

【説明】
 ここでは、インターネットユーザが会社や学校のLANから接続しているのか、それともダイヤルアップで接続しているのかなど、ユーザの通信環境を調べた。

1 ダイヤルアップ接続が主流である。富山県の企業・学内LAN環境整備の遅れが見られる。

(1) インターネットへの接続方法は、全国で見ると、個人ダイヤルアップ接続が64%、社内・学内LAN接続が44%、会社・学内でのダイヤルアップ接続が16%と続く。
 富山県で見ると、個人ダイヤルアップ接続が69%、社内・学内LAN接続が29%、会社・学内でのダイヤルアップ接続が23%と続く。
 このように、全国に比べて富山県では、LAN環境にある人の割合がかなり低くなっている。

(2) 会社と家庭の両方でインターネットを使っている人もいる。そのような人とそうでない人の割合を調べてみた。以下のとおり、富山県では、会社と家庭の併用は少なく、家庭に限った使用が多い。


2 個人のダイヤルアップ接続利用者の利用歴は浅く、利用方法もWWWの閲覧が主である。

 個人ダイヤルアップ接続利用者と、社内・学内LAN接続の利用者について利用歴を比較すると、個人ダイヤルアップ接続者の72%は利用歴が1年未満である。一方、LAN接続利用者で1年未満の人は37%にとどまっている。
 個人のダイヤルアップの利用者と、LAN接続の利用者とのインターネットの使い方の違いは、電子メールの利用の違いに表れている。
 ダイヤルアップの利用者が最もよく使うアプリケーションは、WWWが65%、電子メールが30%の順であるのに対し、LAN接続者は電子メールが51%、WWWが43%の順となっている。
 なお、ダイヤルアップ接続者とLAN接続者では、インターネットの利用時間では差はみられないものの、利用日数で明らかな差がある。



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