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今回ご紹介するのは、パソコン用ピンボールゲームを製作・販売していらっしゃる、Little Wingの藤田ご夫妻です。東京から富山にUターンされて5年。日本より先にアメリカでブレイクした異色のソフトハウスです。富山市の西中野にある事務所でお話を伺ってきました。
Q.現在のお仕事の内容・得意な分野をお聞かせください。
A.パソコン用ピンボールゲームソフトの開発および販売を行っています。 Q.藤田さんの経歴を教えてください。 A.富山県富山市出身です。電気通信大学応用電子工学科卒業。 Q.SOHOとなったきっかけを教えてください。 A.大学卒業後、東京のCGプロダクションに就職し、CG関連のソフトウエア開発、画像データベース、カラー入出力機器のコントロールソフトなどの開発に従事しておりましたが、退職後に個人事業としてソフトウエアハウスを始めたのが始まりです。 Q.現在のお仕事を始めてどのくらい経ちますか？ A.２人で始めて８年なりました。最初は東京のアパートの一室で始めました。富山へ引越して５年です。 Q.ピンボールゲーム製作を始めたきっかけを教えてください。 A.もともと、古いアメリカ製のピンボールが好きで、趣味でゲ−ムソフトを作ったら、思いがけず売れてしまったのです。最初ははゲーム開発会社にしようと思っていたわけでは無かったんですよ。 Q.とてもかわいい名前なんですけど、会社名の由来を聞いてもいいでしょうか。 A.ロックミュージシャンのジミヘン（故ジミ・ヘンドリックス）が好きだったので、彼の曲名”Little Wing”を会社名としました。
A.歌うのは難しいです（笑）（事務所内にはミュージシャンのポスターなども貼ってありました） Q.リトルウィングへの通信販売の利用は可能なのでしょうか？ A.もう店頭販売していない古いバージョンの商品の購入希望者や、地方でソフトを入手しづらい方などからの購入申し込みには対応しています。 Q.いままで通信販売に関するトラブルはありませんか？ A.今のところ全くありませんね。 Q.リトルウィングのURLを教えてください。 A. http://www.littlewing.co.jp/ へアクセスしてみて下さい。 弊社ホームページにデモ版のプログラムが用意してあります。自由にダウンロード可能ですので利用して下さい。 Q.ＷＷＷサーバについてはどういった形態で利用されてますか？ A.運用コストが安いのと、容量が大きいので東京のレンタルサーバを使用してます。 Q.容量とコストはどれくらいなんでしょう？ A.100ＭＢのディスク容量で月額使用料は25,000円です。 Q.先ほど「速い」とお答えになられましたが、具体的にどういったことなんでしょう？ A.たとえば、富山へサーバを置くと、海外からのアクセスを考えた場合、海外→東京→富山と、複雑になってしまうので、東京に置くよりも遅くなってしまいますね。 それと、ゲームユーザーに20ＭＢ以上のファイルをダウンロードして頂く場合のことを考えると、少しでも回線が速い東京にサーバを置きたいのです。 そのほかの理由としては、自前でサーバを準備すると、セキュリティ等の問題に悩まされそうですし、サーバを運営する為の時間がもったいないと思います。そういった理由で24時間監視のレンタルサーバはセキュリティを含めた面でも安心なんです。 Q.セールスポイントまたは自己PR・将来の展望をお聞かせください。
A.高い品質のピンボールゲームを作りつづけていることとMacintosh版、Windows版ともにソフトウエア、アートワーク、パッケージ、マニュアルを自社で制作している点です。これから電子商取引を本格的に考えていくつもりです。 Q.これからSOHOを目指す人たちが日本でも増えると予想されますが、そんな人たちにアドバイスしてください。 A.SOHOといっても対外的には一事業体ですから、機能が円滑に働いていることが重要です。「OCNでNT Serverを接続してホームページとメールとファイルサーバーを立ち上げて、ついでに出先からファックスが見られるようにファックスはファックスモデムで受信させて....ISDNのダイアルアップルーターも必要だな...」といったことに構想は大きくなりがちですが、これらの立ち上げやメンテナンスも一人でやるとなると大変です。時間が足りなくなって肝心の仕事ができなくなると困ります。 まず確実なところから始めて様子を見ながら新しい事を始めていくのがいいと思います。 ★ピンボールが好きな藤田さん。ピンボール台をもとに作ったテーブルでの取材となりました。 |
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●有限会社リトルウィング ●住 所：富山市西中野町1-1-14（事務所）
