１ システム開発前の状況

従来の広告制作業務は、参入障壁も低く価格競争により受注も厳しくなってきているし、企業の広告費の削減で危機感を感じていた。顧客に対して魅力的な企業として、新しいサービスと企画提案力がほしい状況にあった。

２ システム開発の経緯

スマートフォン、タブレット型ＰＣが普及してきているので、他にない新しいサービスとしてスマートフォン、タブレット型ＰＣのアプリケーション開発があると考えた。今後発展していく新型のマルチメディア端末を営業、広告ツールとして活用する企画提案が求められていると思った。

３ システム概要

開発した画像検索アプリケーションは、好きなキーワードの画像でモザイク画を作成しながら画像の検索を楽しめるアプリケーションである。
（１） 集めた数千枚の画像の順番を自動的に調整し、配置することができる

（２） ユーザーは自分で撮影した写真を、好きなキーワードのたくさんの画像からなるモザイク画に変換させ楽しむことができる。

（３）好きなキーワードで１アプリケーションを作成できる
だれでもアプリケーションの作成が出来るように、キーワードの登録からストアーへの申請までの作業の簡略化を図る自動作成システムを開発した。

４ システム導入後の成果

（１）社外のパートナー（富山大学の学生）が、このシステムを活用してiPhone ・iPad用のアプリケーションを作成し販売を開始している。

（２）パートナーとアプリケーションを開発する環境を整えることができた。若い方の感性は今後の開発や告知に役立つと考えている。

（３）大学生をパートナーとしてアプリケーション開発をしていることに関心をよせる企業も多く、これらの開発実績を発信することで、ものづくり企業、電気通信企業から新規のアプリケーション開発の受注を受けることができた。

５ 今後の課題

当社がターゲットとしたい企業は、大手のものづくり企業やデベロッパー企業である。求められるニーズは、効果のある営業、広告ツールである。スマートフォン、タブレットPCの普及ブームにより、ターゲット企業に対してアプリケーション開発力を活かした企画提案で、受注拡大を図りたい。